CATEGORY:医療福祉施設

特別養護老人ホーム 五訓の森

指名プロポーザルで選定された案から一貫したデザインとコンセプトを守り抜き具現化した建物となります。

中央に管理棟を据え南棟に15居室×2、北棟に10居室×2 のユニット棟を配置し、消防設備を緩和するため1000㎡以下になるように構成されています。自然豊かな山々に囲まれた地域で素朴さと重厚さ、景観にも配慮した切妻、寄棟

そして越屋根の勾配屋根とし、外壁は温かみのある木目外壁材として準耐火建築物を実現しています。内部はできる限り燃えしろをとり木構造体をあらわし、共同生活室など無柱空間はトラス架構が迫力と、木の温もりを与えてくれます。

また、屋根の勾配段差を利用したハイサイドライトはたっぷりと光を注ぐことができ、日中は照明なしでも快適に過ごせます。

管理棟中央部の廊下は、長くて暗い場所にならないよう、『街並みろうか』としてにぎやかで昭和の雰囲気をもたせて横丁を散策するイメージとしてデザインしています。